かなりやる気のない痕


 夢。
 夢を見ている。
 暗い部屋の中で、ひとり身体を抱いて震える夢だ。
 汗を吹き出しながら、這い出そうとする『何か』を必死で押さえつけ、我慢している。
 そんな夢だ。

 と言うかこの夢は何度も見てるぞ。
 もうイヤだ。
 耐えてるのは辛い。
 早く起きたい。
 千鶴さんの偽善面を見て朝立ち見せつけて梓をからかいたい。
 ガチャピンは悪かったんだと証明したい。

 ふと気付くとロンゲの男が目の前に座っていた。
 生気のない目が印象的だ。
 自分のカラダがそろりと動き、男に迫っていくのが分かった。
 イヤだ!
 そんなのはイヤだ!
 俺はノーマルだ! やめろホモ叔父!

 朝だッ!
 朝はまだか!

 自分の手がロンゲに近づき、服を脱がせていく。

 アサだあッ!
 アサあッ!
 朝ッ!
 朝! 朝!
 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 頼! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 顔! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝! 朝ぁ!!

 ……今日も二人っきり。きゃ。
「朝はまだかあぁーッ!」

1・悪夢を見続ける
2・目を醒ます