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ついに彼らが阪神タイガースにマジック49が点灯した。 マジックという言葉を知らない人のために説明しておくと、ある1チーム(ここでは広島とする)が残り試合全勝したと仮定して、阪神がその広島戦に全敗したとしても他の試合で全て勝てば(マジック49なら49勝)そのチームの勝率を上回る(広島以外の球団相手でも49以下で同様に成り立つ)という数値を示す言葉である。分かったような分からないような、厳密性を欠く胡乱な数値と言えよう。 昭和40年代に三原監督が使い始めたとか、ついたり消えたりする不思議な数字という意味でマジックと名づけられたとか、色々な話を耳にするが本当はどうなのかは分からない。 70試合目でカープの自力優勝の可能性が消滅したことで終戦の雰囲気が漂い始めたと指摘する専門家がいる。何を言う、ずっと前からすでに終戦していたさ、とつぶやく者もいる。 確かに19.5ゲーム差をつけられた今現在、カープの優勝は限りなく困難だ。私に恋人が出来る可能性とどっこいどっこいとさえ言える。つまり限りなくゼロに近い。しかし私にだって美人局と気づくまでの数瞬間喜びにひたれる可能性は存在する。カープもこのまま喜びも幸せもないまま終わるとは思えない。 私はカープが今シーズン優勝することを微塵も疑ってはいない。なぜならカープが優勝するのは簡単だからだ。たった2つの条件を満たせばよい。 1・負けない 2・そして逆転優勝する 以上のたった2つだ。非常に単純な議論である。 この「宝くじに当たる確率は50%。当たるか、当たらないかだ」的論理を脳内に展開することで、いつだって人生はバラ色になる。私は今後もカープファンであることを楽しんでいきたい。 身近にいた鯉キチ同志でさえ「今度市民球場に阪神の応援に行くんだ」と嬉々として話すようになった今日この頃。私は不退転の決意で、このあふれ出る血涙をもって、全国各地の鯉ファンへ向け檄文を綴っていく所存である。お付き合い願いたい。 どうか最後は幸せな記憶を。 |