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『サイト界の支配者』 (2002-07-15)

【前回までのあらすじ】
 社交性を身に付けようと思った私はオフ会に参加しようとしたが串刺しにされ皮を剥がれたので、政治への疑問を抱きヤクザの事務所へと疾走を始めた。


「フフ、オンナスキーな男よ。テキストサイトってのはネゲットしたナオンたちをはべらせながらリアル彼女に言い訳してるあたりがクライマックスじゃよな」
「……」
「……」
「……テキストサイトのクライマックスなんて知らんが。そりゃ、大手の人たちはモテるんだろうけど」
「その通りですたい! つまり特徴のある文章を書くことによりこの人はどんなアホなんだろうという興味を惹かせ面接までもっていき巧いこと餌食にするという……」
「ああ、分かった分かった」

 脳内でそんな会話があってサイト開設してんだろうがテメーら! あ、コラ、お、コラ。しかしやめとけ。アドバイスするならこの一言だ。成功なんてするわけねー。ナオンが相手してくれるわけねー。それはオレが身をもって証明した。友人どころか知人なんて曖昧な相手さえできねー。ネットの関係なんてしょせんは泡沫の夢よ。オレは幾年も前からずっと一人よ。一人でバーン様を守り抜いて来たのよ。格が違う、格が。
 それとも何か、絶対巧くいかない、ってのはオレに関する特殊論か? 一般論としては違うのか? 成功するときもあるのか? そうなのか? なんだ、そうなのか――よかった、病人はいねぇのか。オレは死すべき存在だがキミたちには未来が必要だってことだな。よくわかんないけど、まぁそんな感じ。


 こんな意味のない文を書いてるオレっすけどね、広島東洋カープの松田オーナーがお亡くなりになったのにはちーとばかりショックを受けているわけでですね。

「松田オーナーが死んでしまった」
「ああ、いなくなってしまった」
「お、オレたちはいったい何なんだ。オーナーを喜ばせるために何も、何一つ出来なかった。そう、な、何……一つ」
「最後に見せたのがあんな負けだなんて」
「新球場を見ることもなくあの方はいってしまった」
「自分の力のなさを今回ほど痛感したことはない」
「名ばかりのプロ野球選手だ」
「大体後継者がアレなのにどうしたらいいんだ」
「フッ、何を泣き言を言っている」
「ああっ、お前は」
「瀬戸!」
「なに、こいつがドラ一でありながらオンナにかまかけて脱走したというあの男か」
「フッ、名ばかりの鯉闘士たちよ、そこをどけ」
「なにを。お前こそ後逸の鬼でありながら何を言う」
「オーナーの死を見ながら涙一つ見せないとは」
「カープの存続にも影が落ちているというのに」
「瀬戸のくせに生意気な」

「うろたえるな小僧ども!」(見開きで)


 とまぁこんな感じで意味もなく星矢ネタをもってきちゃあいますけどね、ショックを受けてるんですよ。松田オーナーのご冥福を真面目にお祈りしてるわけなんですよ。粛々と。
 結局何が言いたいのかっつーと、優勝しやがれカープ、ってこと。

 関係ないんですが瀬戸選手、もう終わりなんですかね。西山木村の両捕手体制で、しかも木村一の方がもはや主力っぽいこの状況で、もう瀬戸なんていらねー、って言われてもおかしくないわけなんですが。
 おしいですよね。僕は瀬戸選手好きなんですよ。え、あ、いや、マジでマジで。だってカッコイイじゃないですか、生き様が。パスボール魔人とは言えですね、あれはもう芸域に入ってるじゃないですか。
 彼ね、後逸しますよね。で、ヤジが飛ぶじゃないですか。
「瀬戸ーっ、てめー、何回パスボールしてやがんだコラァ!」
 するとですね、彼、そちらを見てニヤリと不敵な笑みを浮かべるんですよ。それはもう、
「お前は今まで食ったパンの数を覚えているのか?」
 そう言い放ちそうな感じで。
 惚れちゃうよね。
 東出のエラーした後の笑みは自嘲的だけどさ、瀬戸のは不敵なの。こんな選手いないよ? 絶対必要だよ。キャラたってるよ。まぁバッティングだって兵動よりはマシだろうしさ(ビックリ箱同士の比較)。

 とまぁ、こんなこと書いてたら瀬戸ファンから「愛してます」ってメールがくるかなぁ? 無理か。瀬戸ファンなんていないもんね(と、脱走兵の責任にして逃げる)。最後に一つマメ知識。瀬戸の応援歌って女性関係を揶揄ったものなんだよ。弾丸ライナー(ナニ?)をスタンド(アレ?)にぶちこめーってやつ。一発見せてくれよ、って。ヲイヲイって感じ。

 負けるな卍丸。

『夢幻巡礼』 (2002-07-08)

 オフ会のときほど自らが運営するサイトの名前の大きさを実感できるときはない。人気サイトともなると、名乗った瞬間に尊敬の、憧憬の、好奇の視線を向けられるのである。参加者に異性がいるときなど、その知名度は粉をかけるための最適の道具となる。「人気サイトを作りたい」と思う者が後を絶たないのも無理はないと言えよう。例えば私ほどの管理者ともなると、オフ会でサイト名を名乗った瞬間「どこですかそれ」と訝しげな顔をされ、その後無関心を決め込まれる。
 私も比較的長い間カープサイトを運営しているが他サイトとの交流が極端に少ない。ネット上の友人知人と言える人間など片手の指も余るほどの数しかいないのである。時代が、政治が悪いとは言え、ここまでになるとさすがに私自身の社交性にも疑問を抱かざるを得ない。
 このような私の非社交的な人格形成が為されたのには、過去のいくつかの出来事に原因があるのではないだろうか。幼少時代における両親の不和、無理解な教師による抑圧、憧憬の視線を向けた女教師の突然の事故死、ただなんとなくというだけの理由で犯してしまった殺人、そのような内容の小説を好んで読んでいたということが大きいと思われるのだ。書物とは慎重に選ばねばならない。人格に多大なる影響を与えてしまう。読書による思想の伝達に比べれば、幼少の頃カエルを串刺しにしたり蛇の皮を剥いで遊んだことや、ヤクザの事務所に出入りして麻雀を教えてもらったことなどの人格に対する影響はゼロと考えて良いだろう。物書きの皆さんは心して欲しい。

 考えれば考えるほど、太宰を読んで遠くへ行きたくなる。しかしモテモテ王国を読んで逆方向への疾走も捨てがたい。嗜好は支離滅裂だが量的には同じだ。
 採るならやはりファーザーか。

「テキスト系サイトがモテるんじゃよー」

 次回「サイト界の支配者」をお楽しみに。

『ウラジオストック・ショー』 (2002-07-01)

 カープがドラゴンズに3連勝した。
 やはり先日まで新聞などで報道されていた広島の弱さは誤報だったのだ。私の知性と教養溢れる苦言をメディア関係者が多数見ていたに違いない。心を入れ替え真実を伝える報道姿勢を思い出したようだ。これからも私は切れ味鋭い批評を書き、メディアを、ファンを、啓蒙していきたい。プロ野球ファンの全てが、メディア関係者の全てが、私のサイトを読み、目を開き、心酔することで、プロ野球界新時代の幕は降りるはずだ(滅亡)。

 神社巡りがしたいです。
 あ、別に巫女さんが見たいわけではないです。見たくないわけでも勿論ないんですが。むしろ見たい――あ、いや、だから、巫女さん目当てに神社巡りがしたいというわけではなく、つまりは神社巡りがしたいと言う心と巫女さんが見たいという煩悩は背反するようなモノではないわけで、ああ、そうか、つまり神社と巫女さんを直結させる私の思考回路が問題なのだと分かったのでこの件はここまでにいたしとうございます。

 遅ればせながら、殊能将之の『ハサミ男』を読了。なるほど、こりゃ話題になるわな。すっかり騙されました。二回目読むと萌えそう。いや、萌えてどうするって話ですが。『美濃牛』の方も読みましたが、こちらはあまり。つまらないってわけじゃ全然ないんですが、再読しようとは思わなかったかな。
 次は浦賀和宏の『記憶の果て』を読みます。
 この辺の作品を今更読み始めるってのは、まぁ、つまり、BOOK OFFにここら辺のメフィスト賞が100円で出回るようになったってことです。殊能作品は良かったので、これからは新作買うようになるかも。古本屋は色々言われたりもしますが、読者層を広げるのに役に立つ一面もあるってことですかね。作家さんにとって差し引きプラスなのかマイナスなのかは分かりませんが。

 ヘッドホン伝言ゲーム。
 お題はこちら。
「ブラジル優勝」

『大衆媒体』 (2002-06-26)

 マスメディアを信用してはならない。このことは一定以上の教養を持つ人間ならば誰もが心得ていることだ。教養がなくとも自分で考える頭を持っていさえすれば、メディアから発信される情報がうろんなものであることはすぐに見抜ける。
 現在、日本および韓国でサッカーW杯が開催されている。メディアの情報を鵜呑みにするならば、日本国民一同はベスト4まで進んだ韓国を熱烈に応援し、感動していることになるが、私の周りにはそのような人間は一人としていない。あずまんが大王にウツツを抜かしている人間ばかりだ。このことからも、メディアの流す情報が如何に実情に合わぬものであるかが分かる。

 昨夜の試合で韓国は負けた。しかし今朝のスポーツ各紙は賞賛の嵐だったようだ。アジア初のベスト4、ポルトガル、イタリア、スペインを連破しての怪挙。目的のためには手段を選ばぬその強引さに賛否両論あろうが(比率にして1:99くらい)怪挙は怪挙なのだろう。日本のスポーツ新聞である報知にも一面に大きく『アジアの誇り』と見出しがついていたのも当然と言える。
 関係のない話だが、島田紳助が、高校在学中は教師たちに「お前は我が校のクズだ」と罵倒されたものだが後年会った時は「キミは我が校のホコリだ」と賞賛された、というネタを披露していた覚えがある。あれは面白かった。

 もう一度書いておこう。
 メディアの情報は疑ってかからねばならない。嘘も多いし、誤報も多い。意図的な世論の誘導も行われている。騙されてはいけない。

 私がプロ野球をまるで見られなかった2週間の間にカープが5連敗しただとか、さらに札幌で読売に負け越したなど。我らがカープが借金まみれだなど。誤報としか考えられない。全く、マスメディアのいいかげんさもここに極まれり、といったところだ。