●正田に粋な贈り物(98/10/12)

 カープの今季最終戦は横浜ベイスターズとの一戦でしたが、その試合前、今季限りで退団を決めている正田に横浜ナインから粋な贈り物があったそうです。それは、なんと一軍選手全員の寄せ書き…。
 大きな色紙の中央には正田の写真が貼られ、その周りには佐々木、駒田、石井琢、鈴木尚らの言葉でびっしりと埋まっていたとか。なかでも正田をジーンとさせたのは、「僕らみたいな小柄の選手に勇気を与えてくれました。正田魂を見習って頑張ります。14年間、ご苦労様でした」と書かれた、石井琢からのメッセージだったそうです。

●朝山、将来傷害の恐れも「"今"をとりたい」(98/10/10)

 今日のデイリーには朝山にスポットを当てた記事が載っていました。

 朝山が厳しい試練にさらされている。初めて一軍に抜擢された春季キャンプで右ひざ半月板を損傷。手術を余儀なくされた。九月には試合形式の練習に参加できるまで回復したが、完治しなかったために一大決心、7日に再びメスを入れ、半月板を全て除去した。再び苦しいリハビリが待っているが、朝山は来年の春季キャンプで練習再開を目指す。

(デイリースポーツより)

 「またあのリハビリをしなきゃいけないかと思うと、憂鬱になりますよ。でも今は開き直って頑張るしかない」と、前向きに考えようとしているようです。
 6日に広島市内の整形外科に入院し、7日に右ひざ半月板を除去する手術を受けています。リハビリは10日以降の予定。

 2月の半月板を2/3ほど除去する手術からリハビリを通してかなり回復し、秋から本格的に始動して、12日から沖縄で始まるハイサイ・リーグで実戦復帰する予定だったようです。しかしヒザは完治しておらず、残った半月板が、腱や筋肉に引っかかって炎症を起こしたとか。「強く踏ん張ったり、走っていても急に止まれない。打撃練習も数多く打てない。一番、練習をやらないといけない時期なのに…。手術から7ヶ月がたっても、右ひざにずっと違和感があった」と朝山。

 半月板を全て除去すると、高齢になって何らかの傷害が出る可能性もあるらしいです。しかし朝山は「若いあいだしか野球は出来ない。"今"をとりたい」と決心し、再手術に踏み切ったとか。
 「一年以上も実戦から遠ざかっているから、復帰しても後が心配」と不安も大きいようですが、「来年のキャンプからは練習を再開したい。最低でもファームの開幕には間に合わせたい。自主トレも慌てずにやろうと考えている」…とその不安を抑えて、再びグランドへ立つ…と来季を見据えているようです。

●佐々岡、FA権行使せずに残留へ(98/10/10)

 佐々岡は今シーズン途中にFA権を取得しましたが、その権利を行使せず残留することを明らかにしました。
 「好きで入った球団だし、行きたい球団もない」「FA権を行使するつもりもない。9年で取得できる権利を9年で取れたんだから良かった」「この先、(FA権のことで)球団と話し合うつもりもないし、普通に契約交渉に行くことになる」と話している。

●朝山が右ひざを手術(98/10/09)

 朝山東洋が7日に広島市内の病院で右ひざ外側半月板の除去手術を行ったそうです。入院期間は2週間の予定。

 朝山は沖縄キャンプイン直後の2月6日に守備練習中、右ひざの半月板を負傷。同月17日に手術していました。8月には守備練習を再開できるくらいまで回復していたのですが、右ひざの違和感が消えないために再手術に踏み切ったようです。

 キャンプ当初は張り切ってハッスルプレーを魅せていたようなので、若々しいプレーでカープ外野陣に食い込むのではないかと期待していたのですが…怪我は怖いです。怪我にとり憑かれているカープですが、早く朝山には復帰して貰いたいものです。同い年の田村も初の一軍を経験したし、朝山も…。

●幹英、新人最多18セーブへ(98/10/09)

 今日のスポニチには幹英にスポットを当てた記事が載っていました。

 小林幹英は2日の巨人戦、好投の加藤を引き継いで4番手として登板し、3人斬りで今季17セーブをあげました。「市民球場の最後の試合で勝てたことが嬉しい。いい形で終われて良かった」

 ところで…なんでも17セーブというのは、佐々岡が90年につくった新人セーブ記録タイなのだそうです。幹英はもう一つセーブをあげれば18セーブですが…。「18セーブ目? そんなの意識してないです。試合展開によりますから。それ以前に佐々岡さんを抜けるとは思っていない」と気にしていないようです。そんな記録のことは知らなかったのではないかとも思いますが…。

 「抑えをやっていて良いときと悪いときのムラが大きかった。1球のミスが試合を壊す立場だったから…」とストッパーの難しさを話しています。しかし、今シーズンの幹英の成績、53試合で9勝6敗17セーブは、90年に佐々岡が残した44試合、13勝11敗17セーブに引けを取らない数字ですね。

●横山「やってやるぜ!!」(98/10/09)

 今日のデイリーには横山投手にスポットを当てた記事が載っていました。

 横山が、沖縄で四ヶ月ぶりにマウンドに立つ。五月下旬に右肩痛を起こして戦線離脱。長かったリハビリ期間を経て、九月下旬にブルペンで本格的な投球を再開するまでに回復した。一二日から沖縄で開幕するハイサイ・リーグ。来季に向けての登板は、右肩を考慮して投球数を限定することになるが、「やってやるぜッ!」と剛速球の復活を誓っている。

(デイリースポーツより)

 横山は9月下旬頃にブルペンで捕手を座らせての本格的ピッチング再開。
 「ストレートは135キロしか出なかったし、変化球は指から抜けてる感じ」
と話しています。
 3日には打撃投手を努めて、打者を置いての投球。ファームの打者相手にも痛打を浴びましたが、この内容を首脳陣に認められて、沖縄行きが決まったそうです。

「まだまだイメージ通りじゃないけど、段階を踏んで少しずつ投げていきたい。一日経っても肩に全然痛みは無かったですしね」
 …と、まだ本調子ではないにしても、マウンドで投げられる歓びを感じているようですね。

 横山の戦線離脱後、カープは失速(緒方や大野さんの戦線離脱もありましたが、一番ダメージが大きかったのは横山の離脱だと思います)。辛くて長いリハビリ中、横山は…
「テレビで試合中継を見ているのも辛かった」と振り返っています。
 投球をすると肩に痛みがはしる。その間は投球をしたい気持ちを抑え、チューブなどで地道な筋力トレーニングの毎日を送り、キャッチボール、遠投、ブルペン入り…と段階を踏んで故障を克服し、10月12日からのハイサイへの参加までこぎつけました。

 投球再開直後のため、球数やイニングを抑えての登板になりますが、
「久々の実戦ですけど、全く不安はない。やってやるぜ!…という感じですよ」…と、ハイサイへ向けての意気込みを、ダンクーガにおける矢尾一樹風の叫びを混じえて話しています。

●秋季キャンプは15日間ぶっ通し(98/10/07)

 カープは11月6日から始まる日南秋季キャンプで休日無しの猛練習を敢行するそうです。そう上土井球団部長は話していて、さらに11月22、23日には球団初の試みとして1、2軍の練習試合を呉二河球場と広島市民球場で行う予定とか。
 過去の慣例では「4勤1休」「3勤1休」だった秋季キャンプ…、達川監督は「一にも二にもレベルアップしないといけない。その為には練習しかない」と野村、緒方、前田ら故障者を除く一軍の全員参加を決定しているようです。

 山本監督就任直後の88年にも、広島は激しい日南キャンプを繰り広げており、そのあまりの猛練習に当時現役だった 達川は「胃から汗が出た」との名言も残していますね。しかし強制参加させられたベテラン勢は「あの練習で選手寿命が3、4年は伸びた」(山崎隆造コーチ)と話しており、今回のキャンプも実を結べば嬉しいのですが…。

 今のカープには活気が感じられないので(一軍は)、この日南でガッツ溢れるプレーを取り戻して欲しいものですが…期待しています。
 しかし、練習中、練習後、そして完全オフに入った後の体のケアは十分に気を付けてやってもらいたいものです。近年のカープはけが人が多く、その方面の技術については疑問がありますからね…。選手はともかく、周りのスタッフたちはがむしゃらにやるだけでは困ります。上手い具合にコントロールして、指揮をとって欲しいものです。

●澤崎、昨年のフォーム戻し復活の兆し(98/10/07)

 今日のスポニチには澤崎にスポットを当てた記事が載っていました。

 巨人戦、阪神戦と中継ぎで好投を見せている澤崎。悪い時期は135キロ前後だったストレートも、最近は140キロの前半にまで回復しています。その澤崎について、この方達はこのように話しています…。

川端「澤崎は昨年の春先の良い頃に戻ってきた。技術的に言うと、少しだけ体の左サイドに壁が作れるようになってきた。このフォームだと、ねじを巻いて投げられる感じになる。ボールが疾りだし、打者もボールの出所が見づらくなる」

笹本チーフスコアラー「澤崎は昨年の80から90%まで戻ってきていた。今年の前半は、全然ボールが疾っていなかったからね。本人も2軍で苦労したし、努力もしたんでしょう。前半戦の不振? 去年の疲れがあったのでは…?」

澤崎「大学(青学大)時代のビデオを見て、フォームを戻したんです。胸の前でグラブをセットしていたのを、腰の前から勢い良く上に上げるフォームにした。最後の球(今岡の二ゴロ)は144キロ出ましたからね。これで気持ちよく秋のキャンプに行けます」

●「育成は難しい」達川監督が1年を振り返る(98/10/07)

 今季一年間、二軍監督として指揮をとった達川監督。ウエスタン・リーグを38勝57敗5分の最下位という成績に終わり、結果は出なかったが野手不足に悩まされる中、兵動、岩崎ら新人を積極的に起用。また菊地原、河野ら若手投手を一軍に送り込んだ。来季は一軍監督に就任するが、試行錯誤を繰り返した"監督一年目"を振り返って貰った。

(スポニチより)

─監督一年目、苦労も多かったのでは?
「つくづく選手を育成するのは難しいと痛感したね。自分もプロ野球で15年間やったけど、その知識を一日や二日で簡単に教えられるモノじゃないんだね。"何で出来ないのか"と思ったこともあった。長い目で見て育てていかないと行けない」

─実戦経験を積ませるため、野手を色んなポジションで起用した。
「練習の中で出来たプレーを、実践の中で実際に出来るか把握したかった。それに、選手はゲームの緊張感の中で、肉体的にも精神的にも育っていくモノだからね」

─投手も、短い投球回数でドンドン交代した。
「投手に関しては、ある程度の球数を投げさせた方が良かったかも…。限界まで投げさせて、そこからどういう投球が出来るかを覚えさせることが出来なかった。そこはちょっと反省かな」

─兵動、岩崎ら高卒新人も積極的に起用したが。
「チーム構成上、野手が少なかったから実戦で使った。でも、新人は練習で育てるか、実戦の中で育てるか、どちらが良いかは今の段階では判らない。3、4年後に結果が出てくるだろう。ただ、自分の経験から言うと、若い頃は体力作りをしていた方が良かったかもしれんなぁ…」

─福地をスイッチヒッターに挑戦させるなど新しい試みもあった。
「彼の適性を考えて、やった。左打席で俊足を行かすことが出来る。試合でも試したし、本人も感触をつかんだんじゃないかな」

─菊地原、河野ら若手投手を一軍に昇格させたが。
「彼らは実力で一軍に上がったわけじゃない。一軍の投手に故障があったり、頭数が不足していたから上がれた。実力で一軍に上がったと勘違いされたら困る。ただ、本人達が今の立場をどうとらえるかで、これから伸びるか伸びないか変わってくる。今の力を謙虚に見つめて、伸びて欲しいね」

─来季の一軍監督につなげる意味でも、監督一年目に"新発見"もあったのでは。
「おおらかに、我慢して指揮した方が、良い結果が生まれることが多いね。勝敗を優先するなら、スタメンなど人選をじっくり考え、あとはあまり起用法を変えない方が良いね。とにかくファームで監督をやらせてもらったのは、貴重な経験になった。球団に感謝したいよ」

●新天地へ…(98/10/06)

 今日のデイリーには、今季限りで広島を退団する加藤投手にスポットを当てた記事が載っていました。

 95年にダイエーを戦力外となり、広島にテスト入団した。96年には25試合で152回1/3を投げ、9勝してカムバック賞を獲得。第二の野球人生のスタートだった。しかし期待された97年は1勝止まり。故障なども重なり、シーズンのほとんどを二軍で過ごした。

 若い選手に混じって夏場の炎天下でも由宇練習場の外周を走っていた。30歳を超えた体にはこたえるハードなメニューを、手を抜かずにこなし続けた。そんな努力が今年の活躍へとつながった。

(デイリースポーツより)

 加藤は広島市民球場での今季最終戦である2日の巨人戦に先発し、7回を投げて被安打9も自責点0で8勝目を飾り、規定投球回数もクリア、防御率もここ3年で最高の2.99となります。「世話になった人たちが見ている中、いい形で最後を飾れた」
 しかし何故、安定したピッチング…ベテランらしい粘りのある投球でローテーションを守ってきた加藤が戦力外なのでしょうか?
 加藤も長い単身赴任で、何か家庭的な事情があったのかもしれない。
 トレードではなく自由契約にしたのも、来季にはいなくなる投手を先発させたのも、頑張ってくれた加藤になんとかいい成績をあげて移籍しやすい状況を作り出して上げる為なのかもしれない。
 球団も慰留したが加藤の意志が固く、それなら…という温情である…と、この不可解な球団の行為を好意的に見ればそう言う可能性もあるかな…と見ることは出来ます。しかし、最近の球団代表の発言を聞いた(正確には"新聞で読んだ"ですが)時、どうもただの血迷った行動にしか見えないんですよね。説明も「来季はチームの若返りを図る。上積みのない加藤は戦力構想から外れた」ですし。

 加藤は「勝ち星は別として、(広島の3年間で)今年が一番内容が良かった。中身の濃いシーズンだった。スタミナも付いた。完封、完投しても中5日でいける自信がついた。そう言う意味では、移籍に対しての不安はない」 と移籍、そして来季への意気込みを語っています。
 まだ移籍先は決まっていませんが、既に数球団が加藤に興味を示しています。
「福岡に家族がいるけど、それはあまり関係ない。あくまで自分が働きやすいチームを選びたい」
「広島に来たときのように"もう一度男になってやる"と言う気持ちはある。また新しく奮い立たせるモノを見付けたい。勝てば、一年でも長い間野球が出来る」

 加藤さん、新天地でも味のある投球を魅せて下さい! 戦力外を決めた広島球団を見返すような活躍を期待しております。

#ダイエー監督の王さんは「球団に加藤を獲得するように依頼してある」と表明してます。

●川端コーチ、密かに坪井を応援(98/10/06)

 白熱している新人王レース。高橋、川上、小林幹英、坪井と甲乙付けがたい素晴らしい成績を上げている選手で争われていますね。
 そのなか、川端コーチは「坪井に頑張って欲しいね…」と言っていたそうです。同じ東芝出身と言うこともあって、「挨拶に来てくれた。礼儀正しい子だよ。こういうのは第一印象が重要だからね」とのこと。まぁ、勿論幹英に獲って欲しいとも思っているのでしょうけど、川端コーチは坪井にも獲って欲しいと思っているようです。

 新人王…幹英にとってほしいけど…やっぱり記者投票だから巨人の高橋が有利なのでしょうかね? 私が投票するとしたら、公平に見て川上に入れます。あの戦力で優勝争いを演じてきた中日を引っ張ってきた大きな柱の一人だし、成績的にも勝数、防御率共に文句無しです。
 まぁ、誰がとっても納得できる、素晴らしい新人王候補4人であります。

●三村監督、ミスターの気配りに感激(98/10/05)

 「長嶋さんにはしびれたよ」と感激して話していた三村監督。3日の東京ドームでの対巨人最終戦、長嶋監督直々にお別れの言葉を述べてくれたのだそうです。「5年間ご苦労様でした、と言ってくれたんだ」
 自分から出向こうとしたミムさんですが、巨人の今季最終戦ということもあり、多くの報道陣が囲んでいたので自重したのだそうです。「それを向こうから来てくれるのだから…。ビジターなのに大野、正田の引退セレモニーまでありがたいよ」
 これは1、2日の広島市民球場で、引退する巨人選手の吉村、金石に花束を渡したお礼でもあったようですね。「年が一回りも下なのに、選手、監督として同時期に出来たのは幸せだった」

 確かに、ドームで大野さんと正田選手のセレモニー的なものがあったのは、嬉しかったですよね。少しだけ読売を見直してしまいました。選手たちもこれには吃驚したようで、緒方選手などは「来年からはここが(カープの)本拠地になるらしい」と冗談を飛ばしていたようです。

●2人のドミニカ勢が来日(98/10/04)

 ドミニカ共和国から2人の選手が来日します。エジソン・アントニオ・レイノソ・パクスアル投手(22)ギジェルミート・アバ投手(18)です。長い名前で、どこにアクセントを置いて発音すれば良いのか分かりませんが、楽しみですね。

 レイノソ投手に対する球団の評価は「細かいコントロールには欠けるが、威力のあるストレートは常時140キロ台で、MAXは150キロ。変化球を交えた投球を覚えると楽しみな選手」
 また、アバ投手の方はと言うと「スリークォーターから投げるストレートは、スピードガンの数値より底力を感じる。キレのあるストレートを中心に、幅のある投球を秋季キャンプで学ばせたい」とのことです。

 最近ではソリアーノ選手のヤンキース入りとか、色々とあるドミニカ勢ですが…。一軍で活躍しているペレス選手やケサダ選手のようにチャンスを掴んで欲しいものです。

●若手が市民球場で一軍の練習に参加(98/10/04)

 先日、二軍の選手が一軍の練習に参加したそうです。体験学習というやつでしょうか。
 1日目は吉年、林、2日目は山根、嶋、橋本らが参加したそうです。初の一軍練習参加となる林は「めちゃめちゃ興奮した」とブルペンに入ったときの感想を漏らしています。

 しかし山根投手などは今季オフあたりヤバいのではないかと思ってるのですが…。一つの区切りと言われる、高卒の5年目だったのに、結果を出せませんでしたし…。岡山出身の選手だし、吉年と共に期待している投手の一人なのになぁ。

●澤崎、再出発だ(98/10/03)

 今日のデイリーには澤崎にスポットを当てた記事が載っていました。

 再出発だ! 昨季の新人王、澤崎が遅ればせながら一軍に戻ってきた。今季は先発のマウンドに一度上がっただけで、大半が敗戦処理の登板。上半身と下半身のバランスを崩し、長いファーム生活を送り、9月29日に一軍復帰。来季につなげるためにも残り4試合、良い結果を出さなくてはならない。

 今季もローテの柱として期待された澤崎ですが、なかなか良いピッチングが出来ませんでしたね。一軍での先発登板も4月19日のヤクルト戦だけ。7月5日から9月29日まで長いファーム暮らし…。
 そのウエスタン・リーグでも6試合に登板しただけで、自責点18、防御率6.15と散々な内容。「どこに本当の原因があったのか自分ではよく解らないけど、筋力のバランスが悪かったと思う。去年スタミナが無いと言われて(オフに)下半身ばっかりを鍛えていた。その為に上半身の投げる筋力とのバランスが崩れてしまった」と本人は語っています。
 確かに昨年は夏場以降にバテてしまった澤崎ですが、「スタミナがなかったから」というのは少し違うような気がします。首脳陣の一定しない、何でも屋的な使い方にも問題があったと思われるので…。つまるところ、周りの言葉を気にしすぎた、と言う面があるのかもしれません。しかし、ここら辺は誰かが適切なアドバイスが出来なかったのかな…?

 そしてもう一つ澤崎不調の原因となったのが、今春のキャンプからずっと取り組んでいる投球フォームの矯正だと思います。「左膝が着地の際に開いてしまう」というクセを指摘され、それの矯正にキャンプの時から悩んでいたようですね。今季二軍でも外木場二軍投手コーチからビデオでチェックしながらのマンツーマン指導を受けています。
 努力の成果が出て、頭で描いている投球フォームがマウンドでも出せるようになったらしく、川端コーチは「かなり良くなっているね。左ヒザが開かないようになっている。とりあえず中継ぎでスタンバイさせるけど、先発もあり得る」とはなしています。

 今季、残りの登板チャンスは少ないですが、「今年のオフは筋力のバランスを考えて練習したい」と意欲を見せています。
 12日から始まるハイサイ・リーグ(沖縄)に参加する事も決まっており、実戦から遠ざかってしまった悔しさをぶつけ、来季への足がかりにするつもりでしょう。

●新天地で"イイ仕事"笘篠(98/10/02)

 今日のスポニチには解説者の木下氏が笘篠選手にインタビューした模様が載っていました。

─残り試合も少なくなってきた。新しい球団で一年やってみてどうだった?
「前半はまあまあでした。正田さんと交代で使っていただいて、そこそこ貢献できたのでは、と思います」
─前半は正田とキミでワンカード3試合ずつくらい、交代でスタメン出場していた。良い働きだったよ。
「自分なりには仕事が出来たかな、と…。しかし背中を痛めてからは、正直言って、体がきつかった」
─終盤になって、また笘篠らしさが出てきたね。
「ああ言うのはボクらしくないですよ…。ホームランはたまたまです(笑)」
─プロ野球選手は、ここ1本欲しいと言うときに打つのが良い選手だよ。ヒットを打ちに行ってるんだろう?
「とにかく、強くボールを叩こう、ですね」
─ホームランは2本とも難しいボールだった。
「はい。ビデオで見たら、難しいボールでしたね。右打席ではああ言うのも出来るんですが、左打席は解っていてもできない。自分は右利きですから…」

─打つ方は笘篠らしさが出てきた。期待されていた足野方はどう自己採点する? 盗塁する気持ちはあるんだろう?
「行けたら行け、のサインはあります。行くようにはしてるんですが…。広島は昔から機動力でかき回すチームでしたからね。しかし…」
─しかし?
「2番で一塁に出ると、次は3番の前田です。その前だの長打率は5割以上ある。相手のバッテリーに走るぞ、とプレッシャーをかけながら、前田が打つのを待つ方が良いと思うんです」
─前田の後ろにも長打力のある4番・江藤、5番・金本が控えているからね。
「点智かイニングなどの状況も考えながら、走るかどうか決めています」
─ピッチャーにプレッシャーをかけるだけでも、次の打者にとっては大きいよ。ところで、一番心配していた肩の方は?
「なんとか出来たのでは、と思います」
─肩を痛めた人は、なかなか腕が上に上がらない。しかし、ヒジから先の手は使えるのでは…。スナップを利かせばボールは行くよ。
「ボクはヒジも痛めたんです。ヒジから先のしなりを使いたいんですが…」

─同じセカンドを守っていた正田が今年限りで引退する。来年の抱負を聞かせて欲しい。
「正直、来年のことは全然考えていません。去年は野球を最後まで出来なかった。残念ながら優勝争いはしてないが、135試合目まで抜いたプレーはしたくない。今はそれだけです」
─野村(駒大)とキミ(中大)は同級生で、大学時代から試合をしてきた。野球では二遊間は大事だし、ダマしあいの一面もある。ベテランの力も必要だよ。
「ボクは自分がベテランだとは思っていません。ヤクルトでも上の人がいたし、広島では正田さんがおられた。実感が湧きません」

─残り試合も少なくなったが、笘篠とはこういう選手なんだ、と言うモノをドンドン見せて欲しい。
「今年は例年になく、ボールを投げられていると思います。去年、これで最後だなと思った野球を、今年もやらされていただいている。出番が来れば、全力を尽くします」

●正田コーチ、引退しても「練習の虫」(98/10/02)

 9月29日の対中日戦は正田選手の引退試合でした。その日の試合後、有志が集まり「サヨナラ・パーティー」を開いたそうです。正田は「オレもクシャクシャにされたし、みんなもクシャクシャになっとったわ」と、苦笑いを浮かべていました。

 引退試合も終わったこの日(10月1日)からコーチ業に専念することになった正田選手…球場入りしたあとも、いつものように、すぐ練習に励むというわけにはいきません。今度は教える立場と言うことで戸惑いもあるかもしれませんが、「感傷に浸っている暇なんて無い。ビシビシ鍛えていくよ」と話しています。

 現役時代は「練習の虫」と呼ばれてきた正田ですが、「ノックも、これから練習しないとな」と、「練習の虫」の魂に変わりはないようです。

●佐藤バッティング投手も引退(98/10/01)

 球界最年長の打撃投手、広島の佐藤玖光さんが今季限りでユニホームを脱ぐ。球団から「お疲れさま」と肩たたきされたのは一週間前。その席で佐藤さんは「自分もその気持ちでした。ありがとうございました」と頭を下げた。
 今季開幕当初に「ヒジが落ち、真っ直ぐ投げたつもりがスライド回転する。打ちにくいボールが行く」のを自覚。「打者にこれ以上迷惑をかけるわけにはいかない」と、オールスター直後に自ら引退を決意していた。

「一番思いでが50年。チームは優勝し、山本浩二さんが首位打者を獲得した。少しは役に立てたかな…と。一昨年、松田オーナーから賞を頂き、川島会長からセ・リーグ特別表彰を受けたことも嬉しかった」

 最後の仕事は10月12日の横浜戦。今季最終戦の試合前フリー打撃が、佐藤さんの花道となる。

●"コイ女房"お帰り(98/10/01)

 今日のスポニチには西山捕手にスポットを当てた記事が載っていました。

 カープバッテリーの大黒柱、西山が9月26日の横浜戦から一軍へ復帰した。4月16日の横浜戦で左手首を骨折してから実に5ヶ月ぶり。これまでの野球人生であじわったことのない"谷"を乗り越えたプロ13年生の巻き返しは、これからが本番だ。

 久しぶりの出場には…
「さすがに最初は緊張した。捕球? 心配していたほど、ひどくはなかった」
「痛みは大分なくなった。クロスプレーに片手で行ったときは怖い。でも試合になると忘れるから」
「打撃にはまだ自信がない。打席にはいることは極力避けたい」

 長い戦線離脱の原因となった骨折について…
「こんな大きな怪我は野球を始めてからしたことがなかった。最低3、4ヶ月は試合から離れないといけないと思うだけで、イヤになったよ」

 西山のインサイドワーク、打撃はチームにとって欠かせないもので、道原バッテリーコーチは「春季キャンプ中から瀬戸と2人でやっていこうと決めていたからね。現段階では瀬戸と田村じゃシンドイ。経験も違うから」と大黒柱の不在を嘆いている。

 27日には「これまでの野球人生において、いろいろ教えて貰った」と尊敬する大野投手の引退試合で、最後のバッテリーを組んだ。常に真っ向勝負を挑んできた大野投手の思い通り、直球勝負。8回、代打・中根を146キロの直球で三振に仕留め、「あんな場面で試合に出られて良かった…」と喜んでいる。

──独り言──
 まったく…今シーズンほどカープに西山が必要不可欠なのだと思い知らされた年はないのでは?
 同時に、瀬戸への評価がこれほど低下したシーズンもないであろう。「瀬戸がいるから大丈夫だろう」と思っていたファンも多いと思う(私もそうだった)。しかし…2番手捕手に過ぎなかったのだろうなぁ…。短期間の出場ならば結果も出せるのだが、続けて出るとボロが出るのだから。