〜〜カープ帳〜〜
3月29日
苫米地が開幕一軍を決めた。
「やった、すごい高卒ルーキーじゃないか。新人王は貰ったゾ」
オレは喜んでいた。
カープが優勝し、苫米地が新人王とMVPをとるという大車輪の活躍をする光景が、オレには見えていたのだ。ツバをつけるなら今のうちだ、とも思っていた。よし、ファンレター攻撃、プレゼント攻撃だ。
ポンポン。
「何をニヤけているんですか」
後ろから誰かに叩かれた。何だイシュトヴァーンの奇襲か、と思いながら後ろを向くと、丸めた雑誌でボクの頭を叩いている人物がいた。後輩だった。
オレを殴った罪は万死に値する、極刑だ、逆さ張り付けのうえ牛フンに頭を突っ込んでやる、と一瞬思ったが苫米地一軍入りということで恩赦解放することにした。と言うか、何を置いてもまず苫米地のことについて後輩に語りたかったのだ。
「後輩、苫米地が一軍入り決めたんだよ! すごいだろう。高卒で開幕一軍なんて、そうはあるもんじゃないぞ」
オレははしゃぎながら、苫米地がどんなに良い投手なのか、ストレートが140キロ台出るんだとか、スライダーが絶品なんだとか、ハートが強いんだとか、人にぶつけても「仲間じゃないから」の一言で済ますんだとか、自分さえ良ければいいという利己主義者なんだとか、建さんにどことなく似ていてカッコイイんだとか言うことを並べ立てた。
「へぇ、そうなんですね。それは楽しみです。ぜひ開幕の巨人戦で、凛々しい姿を拝見したいですよ」
後輩は微笑みながらそう言った(「さすがにカープは層が薄いですね」とつぶやいていたような気もするが、多分空耳だろう)。
最初は敗戦処理で使うらしいから巨人戦で投げる確率高いと思うぞ、と言いそうになったけど、そんな事を口に出してはいけないと思ってやめておいた。言葉には魂がある。めったなことは言ってはいけないのだ。苫米地クン、開幕一軍おめでとう。
●これが鯉軍の一軍選手だ!
投手:紀藤、黒田、山崎慎、佐々岡、高橋、小林幹、玉木重、小山田、カンバーランド、ウルソー、苫米地捕手:木村一、西山、田村
内野手:東出、野村、新井、ボール、福地、玉木朋
外野手:木村拓、前田、町田、浅井、緒方、金本、朝山、森笠「瀬戸が入ってないな」
オレは驚いていた。首脳陣は、とりあえず瀬戸は入れてお茶を濁すだろうと思っていたからだ。
「さすがにあのパスボールを見せられては、外すしかなかったんですかね」
後輩は苦笑気味にそう言った。
しょせんヤツは脱走兵だからな、と言いたかったけど、実際口に出したのは「腐らずに下で頑張ってもう一花咲かせて欲しいものだな」という言葉だった。今まで頑張ってくれていた瀬戸に尊敬の念を持っていたからではなく、あまり口が過ぎて、綺麗な女性や可愛い男の子から「ヒドイよ、ヒドイよ」といわれるのがイヤだったからだ。
「まぁ、それはともかく、やっぱり第二捕手は田村だろうな」
オレは嬉しかった。何と言っても田村は御贔屓の選手だからだ。
「でも、田村って非力でしょう? もし西山が故障したら、攻撃力落ちるのでは」
「分かってないな、後輩」
オレは後輩を諭した。
捕手に必要なのは投手をリードする能力だと言うこと、打撃が良ければ名捕手という球界の風潮にはどこか歪みがあるんじゃないかと言うこと、田村も筋トレしていてヒットゾーンに飛ばすくらいは力があるんだと言うこと、今のカープに必要なのはヒットを打つ捕手ではなく若い投手の力を引き出す捕手だということ、何よりタムケイはカワイイじゃないかと言うことをコンコンと言い聞かせたのだ。
「そして、投手王国が復活するんだよ」
オレは熱く語った。
「貧弱1点打線も復活するんですかね」
と後輩が言っていたが、聴かないフリをした。イヤなことには目を塞ぎ、逃げ出すのが人間の正しい生き方だ。とりあえず、朝山選手、森笠選手、新井選手、田村選手、小山田投手、開幕一軍おめでとう。さすが51年生まれは強い。これに6月には嶋選手、横山投手、遠藤投手が加わるのは間違いない。これからは彼らの時代だ。
3月28日
「故障が多すぎる。カープは練習させすぎなんだよ」
だから科学的な練習をしろ?
しかし科学的っていったい何なんだ。多分そういう言葉を使っていれば、新聞に「カープは科学的な練習をとりいれている」と書かれてさえいれば、猛練習してたって安心するんだろう。結局のところ、その程度のものなんだ。
プロの選手ならば、昨日のことは忘れ、明日のことは諦め、ただ今日のためだけに全力を尽くさなければならない。生き残るとはそういうことなのだ。評論家どもがカープを軒並み最下位予想にしていても気にする必要はない。
未来への切符はいつも白紙だ。
行き先を書き込むインクは、評論家ではなく選手が持っている。●野手陣を最終確認する
緒方の足の故障が発覚し、ディアスが故障し、金本も不安を伝えられる現在、カープの野手陣はどういう陣容になっているのか検証したいと思う。
まず、スタメンはどういうことになるだろうか。オープン戦も終わって、首脳陣の談話なども聞いた後の、最新のスタメン予想をしてみよう。
トップバッターは誰なのか。緒方が走れないという噂なので、やはり野村でももってくるのだろうか。一番可能性は高そうだ。若手を起用する思い切りの良さは、首脳陣にはないだろう。一番打者は実績のある野村、緒方、金本、前田のいずれかだ。なんて面白味のない采配だろうか。今年もソレでつながりのない、得点力のない攻撃を見せられるのだ。悲しい。
――候補:野村(65%)、緒方(35%)二番打者は東出で決まりだろう。ボクは木村拓を推すが、これもドラ1優遇の球界なので無理だと思う。調子も上がって来ているし、東出でも不満はないけどね。
三村解説者は西山を推しているという話がある。昨年、一昨年もそーいう話は出ていたような気がする。右打ちが得意だし、状況判断も良いということで二番向きという話だった。右投手相手の時は、それも面白いかもしれない。でもどちらかと言うと還す方の打順に置きたいところ。
――候補:東出(100%)三番打者は候補が多い。
金本か緒方か前田だろう。緒方がトップなら野村と言う線もある。首脳陣は前田を4番に置くと言っているので、足の状態がイマイチの緒方かな。でも、それなら金本3番で緒方は5番の方がよいような気がするけど。緒方がどうせ走れないなら、走者を還す方に集中して欲しい。
――候補:野村(20%)、緒方(40%)、金本(40%)四番は前田だろう。
首脳陣がまたホラを吹いていると言う可能性もあるが、これだけ言ってるんだから本当にそうなると思う。少なくとも開幕戦は。
安定性はあるし得点圏打率も高い前田が最適、という判断らしいけど、得点圏打率というものはなんとも信用のおけない数字である。なにしろ、緒方より前田や野村の方が高いのだから。巨人でも清水より清原などの方が高い。その程度のものだ。四番に必要なのは試合を決める一撃を放つ選手なのだ。どうでも良いところで打つだけの選手では勤まらない。さて、今年の前田はどうだろうか。
――候補:前田(100%)五番は三番打者に似ている。まぁ、こんなとこだろう。
――候補:野村(15%)、緒方(25%)、金本(60%)六番はボールと新井が考えられる。つまり一塁手の誰かだ。
外国人を使いたがる球団を考えると、ボールがとりあえず入りそうな気がする。監督はイライラしているようなので、他の選手と言うことも一応は考えられるけど。
――候補:ボール(65%)、新井(25%)、町田(10%)七番打者はセカンドになるが、これはキムタクしかいない。ここに木村拓を置くのは、機能するのかという問題もあるので、ボクならやらない。でも、多分そうなるだろう。第一、セカンド守れる奴はいないし。しかし、それなら西山を先に持ってきそうな気もする。あと町田をセカンドで使うと言うこともしそうで怖い。
――候補:木村拓(50%)、西山(45%)、町田(5%)八番打者は西山か木村拓だろう。
――候補:西山(55%)、木村拓(45%)九番は投手だ。
木村拓か東出を置くと言う戦術もあるけど、多分やらないだろう。面白いから見たいのだけどね。
――候補:投手(95%)、木村拓(5%)しかし、問題はスタメンではなく、控えの方だ。
誰がいるだろう。
一塁手は沢山いる。町田、浅井、新井といった面々で、ボールと交代して誰が入っても同じような感じで行ける。問題はない。
サードは野村でいくけど、控えは多分松本が入ってくるのではないだろうか。困った時は町田でも起用するのだろう。まっちーも色々大変だ。問題は二遊間だ。
東出、木村拓を中心に戦うことになるけど、開幕一軍に入りそうな控え選手で実績のある選手はいない。ディアスがいないとこんなことになってしまうのだ。オープン戦で一軍にいたのは福地くらいではないか。多分野々垣、兵動、玉木朋あたりを上げるのだと思うが、頼りないことけたたましい。どうなるのだろうか。野々垣は使いたくないと思っているはずだけど、背に腹は換えられないという言葉がある。外野はレギュラー3人が中心で、なかなか出番はないだろうけど、森笠、朝山が守備要員になると思う。困った時は、浅井やら町田やらを起用するのだろう。内野やったり外野やったり大変だ。町田は内野、浅井は外野(逆でも別によい)、せめてそれくらいは分けてあげた方が良いと思うのだけど。
捕手は、西山、瀬戸、田村で決まったと思う。
一軍入り候補の野手をかき出してみると、
捕手:西山、瀬戸、田村
内野手:野村、東出、木村拓、新井、ボール、浅井、町田、福地、(松本、兵動、野々垣、玉木朋)
外野手:前田、緒方、金本、(森笠、朝山)六月ごろになれば、野村や外野の1、2人は故障でいなくなる可能性があるので、多分こんなスタメンになっていると思う。
4 木村拓
6 東出
7 金本
8 緒方
3 新井
5 町田(松本)
9 浅井(朝山)
2 田村
1 投手何にせよ、危機的状況は変わらないのだから楽観的に行こう。
出て来い、とびきり全開パワー。3番打者には活きの良い若手を、という希望は誰もが持っている。いつまでも金本や緒方ばかりに頼るわけにもいかない。
そこで誰かいないか、と考えると、兵動か朝山だ。兵動などは意外に長打力があるので、このくらいの期待はしても良い選手だと思う。少なくとも2番などをやらせるのは長所を殺すことになるだろう。東出とはタイプが違うのだ。早く台頭してくれ、ミラクル全開パワー。4,5番とは走者を還す打者だけど、ここには新井、嶋という長打一発のある打者を置きたい。やってくれるはずだ。嶋は現在壁にぶつかっているようだけど、とにかくフルスイングしてれば良いんだ、と気楽に構えれば近いうちに一軍登録されるだろう。それだけのポテンシャルはある。長打のある選手は貴重だ。新井や嶋がいることは有り難いことだとさえ思う。
そろそろ主力を脅かす若手が出てくる頃だ。出てくるはずだ。今年はそういう意味では面白い。今のカープには逆境が必要だ。しかし再来年辺りは、もう逆境など必要ないどうしようもなく本気な男ばかりになっているだろう。
彼らにはチャンピオンフラッグが見えている。校長室に飾ろう。3月27日
●男は涙を見せぬもの
今日の試合では、幹英がボコボコにやられてしまったらしい。これではいけない。みんなが不安になってしまう。ストッパーとは信頼感が第一なのだ。
今日も建さんが投げなかった。どうしたんだ。
そう思っていて、ふと教育リーグの結果を探してみると、なんと25日に下で投げているではないか(こちらの掲示板など)。なんでも、ホークスとの試合で高橋(7)−レイノソ(1)−玉木重(1)でノーヒットリレーをやったらしい。打たせないというのは凄いと思う。上でも安定したピッチングをしているし、今年が楽しみだ、楽しみだ、楽しみダ。ディアスが怪我をした。これでキムタクがチャンスだ、やったー、嬉しいぜ、と思っている。ただ、キムタクがスタメンなのは良いけど、ディアスがいないと控えが薄いではないか。セカンドやショートが出来る選手って、誰なのだ。
兵動、福地、野々垣、玉木朋、若林。
不安過ぎる。兵動がそろそろ出て来てくれるか、福地がブレイクするか、祈るしかない。(中日ドラゴンズさん、久慈選手くれませんか?)野球評論家の人達はカープを軒並み最下位予想していて、ボクは憤慨している。カープを見てないから安易にこんな予想をするのだ、実績重視のデータ主義の無機的判断だ、アマゾンで舌打ちしたらロシアでブリザードが吹き荒れる、もっと宇宙規模で予想をしなければ評論家失格だ。でも冷静に見たら、ボクだってカープは最下位と予想するだろうな。今のカープはそれくらい弱い。ポテンシャルはあると信じているけどね。
3月26日
●男なら振り返るな
ボクは落胆していた。
昨日は佐々岡が6回に大崩れしてしまい開幕戦が不安になったし、今日はベテランの紀藤が相変わらずの情けない投球をしたからだった。しかしそれ以上に、今日が建さんの先発ではなかったからだった。
ホントに、今日は建さんかミンチーが先発すると予想していた。この三連戦は、開幕の巨人戦で投げる投手が先発をするはず。それなら、佐々岡、建さん、ミンチーで決まりではないか。首脳陣は未だに紀藤にそこまで期待しているのか、そう思うと泣けてくる。過去の実績を重視するのも限度というものがあるだろう。
明日が建さんかもしれない。でも、なんかミンチーのような気がする。それはいいけど、今日が紀藤だったということはどうしても納得が出来ない。中継ぎで投げさせろよ。まぁ、他にいないじゃないか、と言われたらそうかもしれない(長谷川や河野、田中。それに遠藤やら澤崎って故障組も元気にやってんのかな?)。濃恋鯉を見たところ、「球に指がかからず、切れのある球が投げられなかった」そうである。前回もそんなこと(「今日は球威がなかった」)とか言っていたけど、キレの良い球を投げられるのは何時の日だろうか。二ヶ月で1勝7敗(予想)のベテラン投手など要らない。
玉木重が投げているのが嬉しい。3三振もとっているではないか。どんなピッチングだったのだろう。あまり評価が高くない玉木重だけど、開幕一軍には入って欲しいし、入らなければカープは危ない、とさえ思う。
予想開幕一軍投手
先発:佐々岡、ミンチー、高橋建、黒田、山崎慎
中継ぎ:小山田、玉木重、ウルソー、苫米地、酒井
抑え:小林幹12人体制ならこれに紀藤が入るかもしれない。
書いていて、ボクは愕然とした。何という投手陣だろう。これでセ界の中で戦っていけるのだろうか。苫米地と酒井を入れざるを得ない状況、これがどれだけ危機的なものなのか、ゾッとする。しかし仕方がない。オープン戦で投げていない投手をいきなり入れるわけにはいかないのだ。
左がもう一人欲しいので、首脳陣も吉年や広池を登板させてみてるけど、結果は出ていない。これはどうにもならない。
横山と澤崎が帰ってくるまで、持ちこたえられるだろうか。心配だ。3月23日
ボクは硬派な野球ファンだ。
野球のプレイに惚れることはあっても、顔が良いからとか、可愛いからとか、お金持ってそうだからとか、ゲーマだからとか、ときメモファンだからと言う理由で選手を好きになることはナイ。もちろん、選手からサインを貰って喜んだり、一緒に写真を撮ってもらって舞い上がったりもしないのである。
そういう人間でありたいと、強く願っている。
だからボクが、ある角度から見ると建さんに似てるから苫米地らぶだとか、あの眠そうな顔が可愛くて河内ラヴだとか、東出と新井の仲の良さはどうなんだろうねエヘヘ、と思ってるんだとか、建さんの写真を見せて貰って興奮したとか言うことはナイショにしておいて欲しい。●投手陣を斬る
カープ投手陣は実績がないだけで、潜在能力は高そうな若手がゴロゴロしている。だから、今シーズン全然ダメなんだと決め付けるのは早計だ。上手く行けば若手で二桁勝利をする投手が3、4人出てきてもおかしくないのである。
キミはムリに良い方向へ考えようとしてないかい、というツッコミはご勘弁願いたい。まずは黒田クンを見てみよう。
すごいではないか。150キロ近いストレートに落ちるフォーク、これだけでも頼もしいのに、今年は何とチェンジアップを覚えているのである。一本調子が解消され、安定感を増した黒田は二桁勝利間違いナシではないか。20勝だって狙えるくらいの能力はあるゾ。
あれ、チェンジアップの腕の振りって他の球と違わないか、という不安の声も聴かれるが、それはこの際置いておくことにしよう。次は苫米地クンだ。
高卒ルーキーと言っても、体は出来ている。プロの体だ。いつまでたっても繊細な美少年風だった山根とは違うのである。ストレートも140キロは出るし、スライダーのキレも良い。なによりハートが強そうなのだ。松坂みたいに、まではいかないにしても、中継ぎとして活躍出来るはずである。
そうは言ってもやはり体力面はなぁ、とか、開幕一軍だったとしても5月には壁にぶつかりそう、とかいう話は聴かなかったことにしたい。長谷川。
素晴らしい球を持っているではないか。そろそろ一軍で活躍できそうな予感はしないかい。もうちょっと我慢して上の先発で使ってみていれば、一本立ちしていても良いような投手ではないか。基本的な球威はあるのだから。
なんか、やっぱり細く見えるなぁ、とかいうのは目の錯覚だろう。他にも小山田や河野、遠藤などは将来性豊かな投手だ。二桁勝利だって夢ではない。これが贔屓の引き倒しではないということは、贔屓しているボクが保証しよう。
他にも故障でいないけど素晴らしい若手投手が揃っている。
澤崎。
新人王をとっているし、能力的には問題はない。あとは調子を落とさせない様に起用していくだけだ。こんな投手がいるというのはチームにとって有り難いことではないか。先発ローテで二桁勝利はしてくれるはずの投手だ。
故障で戦列を離れているが、これはトレーナかチーム御用達の病院がかなりレベルが低いだけではないかと思われる。週一のストッパーが「疲労性」の故障をするなんて考えられない。秋には投げていたのに、春はやっぱり故障でいなかった、なんてことも考えられる事態ではない。どう考えてもヤブとしか思えないのだが。横山。
二桁勝利は確実の投手ダ。戦列を離れるのは起用方法が悪い。肩に持病を持っているのだから、先発で使うのなら球数限定で良いではないか。それを150球近く投げさせたり、中継ぎで連投させてみたり、選手の体を考えて使って欲しい。「若いから投げろ」と言うのでは思考停止しているようなものではないか。
シーズン通して投げられるように環境を整えれば、二桁勝利は簡単にやってくれるだろう。他にも幹英や高橋建、玉木重、エースの佐々岡など中堅選手が揃っている。これでもカープ投手陣は貧弱だと言えるのだろうか。いや、違う。彼らに必要なのは何かの「きっかけ」だけだ。
という訳で、そのきっかけの具体的例を挙げてみよう。1・K端投手コーチを辞めさせる
2・K端投手コーチを閑職に廻す
3・K端投手コーチを暗殺するたったこれだけのことで、カープ投手王国は復活する。
ボクには見える。秋に広島の街が歓喜の声で包まれるその光景が。そう、それはニュータイプの勘である。ああ、時が見えるわ。3月22日
ボクは開幕が待ち遠しかった。カープの投手陣は薄いと言われているけど、ルーキーの河内や苫米地は早めに出てきそうだし、ベテランの佐々岡や紀藤、山崎慎だって今年はやってくれるだろうし、ミンチーは復活するし、高橋建や玉木重、横山や幹英、黒田、小山田、長谷川、河野と力のある若手が揃ってるし、故障の澤崎は夏には返ってくるだろうし、凄い投手陣になるじゃないか! そんなことを思っていたのだった。「投手王国を再建し、回廊出口を抑えて、帝国(読売)に対抗しましょう」
「気楽だねぇ、キミは」ウキウキしていたボクにそう言ったのは、Y先輩だった。先輩はボクの野球観戦の仲間であり、師匠でもある、野球に詳しい人物だ。
「え、何でですか? 佐々岡は今年も15勝、ミンチー復活で15勝、紀藤、横山、黒田、高橋建がそれぞれ10勝、リリーフ陣で10勝、これでもう80勝になるじゃないですか」
ボクは実現性ある星勘定を先輩に披露した。頭の中は、すでに日本シリーズのチケットをどうやって確保しようかというコトに向いていた。やっぱ徹夜で並ぶかな。そこでたまたま前後に並ぶことになった可愛い女の子たちと知り合いになって、一緒に観戦して、ドンドン仲を深めていくんだ。そんな考えでボクの頭の中はバラ色だった。
そんな妄想を中断させたのは、先輩の冷静な一言だ。「キミは負け数というものも計算しているのかい」
「へ、負け……ですか」
「投手の登板数は」
「あ、あの……」
「他チームの戦力分析は」
「……」
「勝ち数だけ数えるのでは、長嶋監督と同じレベルだよ」ボクは呆然とした。自分の頭のレベルがあの迷監督と同じだということを、簡単には受け入れられなかったのだ。イヤだよ、そんなことってあるもんか!
そんなボクを見て、先輩は優しく微笑んだ。「いいかい、志賀くん。勝ち星計算や期待料というのは道具だ。それもない方が良い道具だ。それを踏まえた上で、なるべく無害に道具を使えると良いね」
使え、でもなく、使いなさい、でもない。使えると良いね、そういう先輩がボクは好きだ。
関係ないけど、「ベルサイユのばら」のフェルゼン役の声優は富山敬さんだ。だから、ボクはフェルゼンが好きだ。●大阪春の陣「いてまえ打線は板前心」
今日の大阪ドームでの試合はskyAで見させて貰った。
前回の西武ドームと違って、なかなかの中継だった。ボクはそう喜んだ。選手交代はきちんと言ってくれているし、スタメンや守備位置の紹介もあったし、何も言うことはない。こんな当たり前のことで歓喜できるほど、18日に見たsky sports3の中継は酷かったのだ。
それに、今回の解説・皆川さんや小縣アナのコンビは大阪近鉄担当なんだろうけど、ちゃんとカープのことも取材しているというか、ちゃんと情報収集しているな、という話しぶりで好感度大だった。松沼と、誰か知らないけどあのテレ朝や日テレを思い起こさせるアナウンサ、あの2人とは雲泥の差だ。これからも、せめてこういう中継だと良いな、と思った。試合の方だけど、なかなか面白い試合展開だと思った。広島は5回に金本がユウキからタイムリーで2点、大阪近鉄は6回裏にローズのタイムリー(ウルソーから。山崎の残した走者)で1点、8回に川口のタイムリー(酒井から)で1点、9回に武藤のタイムリー(幹英から)1点でカープのサヨナラ負け。
先発の山崎慎、ユウキ、ともに中盤まで走者を出してもうまく抑えるという旨味のあるピッチングを見せてくれていた。けっして、けっして貧打戦ではない、ないはずだ。投手戦だったはずなのだ。
得点シーンはユウキからは新井と東出の幸運なヒットで1、3塁というチャンスを作り、金本が2点タイムリーツーベースで得点した。他にもチャンスはあったのだけど、どうもあと一本が出なかった。相手投手も良かったんだろうけど、こういう時にそつなく得点していかないと、セ界の強敵たちに太刀打ちできないと思う。山崎慎はうまいピッチングをみせてくれた。横山が離脱し、紀藤が不甲斐ない現在、ベテランで実績のあるこの人に対する期待は高まるばかりだ。と言うか、やってくれないとどうしようもない。出来ればローテに入って7、8勝、欲を言えば二桁勝利をしてほしい。
今日は開幕ローテ入りをかけた登板だったと思うけど、結果は出たと思う。ローテ入りかな。ウルソーは6回1死1、3塁、打者ローズのところで山崎と交代。外角へ投げるはずがコントロールミスで内に入ってしまい、タイムリーを浴びてしまった。きちっと抑えて欲しかったけど、さすがにいつも完璧に抑えるのは無理だろう。開幕一軍は確実だと思うので、調子を落とさずにシーズンに入って欲しい。
苫米地はスライダーを有効に使って抑えていた。ホントに開幕一軍があるかもしれない。心配な反面、見てみたい気もするからすごい高卒ルーキーである。
酒井はいきなり147キロという球速を見せていた。苫米地が140出ないくらいだったので、それに比較すると速く感じる。これは楽しみな素材だ。
今日はセーフティバントを許したり、揺さぶられて若いとこを見せてしまった。けど、これも良い勉強になっただろう。フィールディングなどの課題も克服して、近い将来の主軸投手になって欲しい。小山田は酒井が失点したあと、1死1、2塁でマウンドへ(一塁走者はローズ。酒井が敬遠した)。そこから5番クラークをゲッツーでしのぐと言う、理想的なピッチングをしていた。公式戦に入ってもこういう場面で登板することもあるだろうし、またまた評価を上げたと思う。楽しみだ。
幹英はサヨナラを許してしまった。ちょっと心配な内容。厳しいコースのボールを巧く打たれた安打もあったけど、こうヒットを集中されるってのはね。相手打線が良かったのかもしれないけど、幹英の球威もイマイチだったんだろう、と思う。良いコースの球は多かったんですけど、勝負球はちょい内に入り気味でした。
東京ドームでは四球を出したけど、5奪三振。今日は連打をくらう。ちょっと安定感がない……かな。野手陣では、今日は東出が目立っていた。3安打打ったし、何か不調を脱するきっかけを掴んだのかもしれない。これから調子を上げてくれれば……。
キムタクはスタメンを外れてしまったけど、代打でツーベースヒットを打った。控えに廻すのはもったいない。ずっと出していけば、セカンドかショートかは分からないけど、一人レギュラーとして自立する選手が生まれるかもしれない。結果だって出しているのだから是非とも使い続けて欲しい。便利屋としか見ていないのだろうか。金出して連れて来ている外国人を使いたいのは分かるけど、二遊間は日本人で固めて欲しいところだ。
現在の見てみたい開幕オーダー4 木村拓(この1、2番くらいしか、足を使える人がいない)
6 東出(2番に置くしかない)
8 緒方(ホントは1番予想だったけど、足の故障があるみたいなんで)
7 金本(この人でしょ)
9 前田(足が悪いけど勝負強いんで)
5 野村(走れるならトップに)
3 新井(ボールはイヤです)
2 西山(ま、この人しかいないでしょ。第二捕手は田村で。瀬戸はヤ)
1 佐々岡(内定でてるし、エースだし)確かにこれは1、2番が非力に見えます。絶対ナイでしょうね。今年結果を出して、来年あたりなら有り得るかもしれませんけど。でも足が使いたいんですよ。緒方は治ったと思ってたら、なんか離脱してたし。わけ分かりません。
現在の見てみたい開幕オーダーpart2
8 緒方
6 東出
9 前田
3 新井(だって、主力組「やりたくない」って言ってるから)
7 金本
5 野村
2 西山
1 佐々岡
4 木村拓(変則的なの、面白いから好きです)予想開幕オーダー
8 緒方(足が悪くても、予定変更しなさそうだから)
6 東出(2番におくしかない)
9 前田(似合うと思われてるから)
7 金本(4番タイプっていないねぇ)
5 野村(左続くけど、仕方ない)
4 ディアス(使うでしょうね)
3 ボール(使うんでしょうねぇ……)
2 西山(他にいない。開幕投手佐々岡だし)
1 佐々岡(秋に内々定でてた)将来の見てみたい開幕オーダー
6 東出(期待するしかない)
8 森笠(51年その1)
9 朝山(51年その2)
5 新井(51年度その3)
3 嶋(51年その4)
4 兵動(佐賀県遺伝子が兵動を緒方のように変身させるだろう)
7 末永(全然知らないけど、他に外野手見当たらんけぇ)
2 田村(51年その5)
1 横山(51年その6)あぁ、それにしても主力打者に左が多くて困っちゃうね。町田4番ってのも良いかも。ちょっと左が続きすぎだから。ま、監督の腕の見せ所です。
3月20日
今日は千葉マリンスタジアムに行く予定の日。だけど朝起きると、吹きすさぶ風の音がゴォゴォと鳴っていて、ヤだよ、見に行きたくないよ、風が吹いたら遅刻だヨ、とぐずぐずしていました。
いや、結局観戦に行ったけど。これは、ずっとあなたを見つめていたいというある選手への愛ゆえに、と言うわけではなく、関東まで来て1試合しか観戦しなかったのでは孫への土産話が出来ないという理由からでした。観戦は風が強いし寒いし大変だろうな、と思っていたけど、内野席は熱き陽光にさらされてるし意外に風が来ないしで暑いくらいの陽気を感じました。たまに強風が来て寒かったけど。外野は影になっていたんで、寒かったかも。
マリンに行ってみてまず思ったのは、ライト側の外野席が白いということ。何か持ってんのか、と思ったら、マリーンズファンってユニホーム着てる人が多いんだなぁ。みんな着てるので面白かったよ。それだけコアなファンが多いと言うことか。
そしてマリーンズの応援。巨人にパクられたタオル回しがスクリーンに映った時には、読売への怒り、オレの球団がこんな面白い応援を考え出したんだと傲慢に笑う独裁者、賛美するマスコミ、健気に頑張るマリーンズファン、熱い男ジョニーなどのことが頭に浮かび、涙が出そうでした。今日はアサヒ スーパーモルトを飲もうと心に決めたのはこの時。アサヒさん、良い人選だネ。
試合の方、いきなり金本が交代したのには何事かと思いましたよ。すわ、この強風で金本の守備では危ないってことか! とも考えたのだけど、交代選手が福地では似たり寄ったりだから違うんだろうな。前田も早めに交代したので、もうマリーンズファンの人にはどこのチームか分からなかっただろうな、というメンバになっちゃってました。ハメハメハ大王軍団のカープです。
紀藤も降板早かった。
これって予定通りだったんですかね。悪すぎて降ろしたんじゃ、とか思ってしまいました。この試合を見た限りでは、とてもローテで使えるような力はありません。直球で押していくというベテランらしくない投球しか出来ない紀藤。もう潮時かもしれません。モデルチェンジする気があるんなら別ですけど、イヤみたいですからねぇ。
もはや中継ぎとしてもどうか。酒井の方がよっぽど良いです。リリーフではいらんプライドも邪魔するでしょうし。
ベテランがこれでは辛いですね。佐々岡、ミンチー、紀藤、山崎慎といった辺りにはやってもらいたいんですけど、もう監督もどうしていいのか分からないでしょう。「ああ、武将がみんな小粒になってしまった。魏や呉が羨ましい」と言った諸葛亮の気分ダ。酒井、初めて見たんですけど、高卒2年目でこれだけなげられれば将来期待出来そうです。この時期まだ一軍帯同してるってことは、今年の一軍登録ありそうですね。ホントはこんなこっちゃいけないんですけど。ま、ストレートは建さんに次いで速かったし、力を伸ばして欲しいモノです。
吉年は、もうダメかもしれません。130キロが精一杯の現在、あのカーブの制球力では使えないでしょう。今年のオフは山根を追ってスコアラになったりして。悲しいです。なんとか一花咲かせて欲しいんですけど。
小山田、登板の予定あったんでしょうか。調子はさほど悪くなかったと思いますけど、ワイルドピッチしたのはブルペンでの投げ込み不足か。そう思うのは、ブルペンから走って出てきたからです。
ブルペンカーは?
もう使う予定なかったから片づけていたのでは…なんて思っちゃいましたヨ。吉年、1イニングくらい抑えないと。建さんは良かったです。ああ、良かった、マリンに観戦に来て。
ストレートは速かったし(max145)、変化球の制球力もバッチリ。前見たときは制球重視でどうもらしくないなぁ、なんて思ってたんですけど、今日は建さんらしいピッチングで嬉しかったです。こういうの続けてくれれば、ランナー出しても大丈夫、ってな信頼感を得られるんですけど。でも、今年は楽しみだゾ!
ホント、どう考えてもローテ投手です。紀藤はこれだし、横山はアレなっちゃうし、もはや建さんを使わずしてどうするのでしょう。監督、頼みますよ。佐々岡、ミンチー、紀藤、河内、苫米地、酒井とかいうローテを考えるのはやめてくださいネ。過去の名声、若手重視し過ぎるのも困りものです。打線、あまり言うことないです。よくやったまっちー! ってだけでしょうか。あ、田村がヒット打ったのは嬉しかったです。
負けたけど良い観戦でした。ボクは建さんが好調なだけで幸せになれるのです。
あと51年メンバはいつ見てもスタメンに入ってるので良いですね。森笠や田村、新井、朝山、小山田。将来はみんなレギュラーだ!3月19日
今日は東京ドームへ観戦しに行ってきた。
河内が先発だと予告されていたからではなく、建さん登板しないかなぁ、と思ったからだった。そりゃ、河内が見られて嬉しかったけどね。東京ドームにはカープファンが沢山いたけど、やはり河内への応援は凄かった。まだ活躍もしてないうちからこんだけ期待される選手というのも、カープでは珍しい。
そして河内のピッチングを初めて見た。
これが凄い! 球が上ずってて、緊張しているのかなと思ったのもつかのま、素晴らしいストレートで三振をとったではないか。思わず私もガッツポーズをしてしまった。それとカーブも良い。あれだけブレーキの利く変化球と140キロ台の直球があるとは。今中のような、と言えば良いのだろうか。本当に将来が楽しみだ。
2回になって突然球威が落ちたのだけど、あれは何故だったのだろう。あまりに緊張していて精根尽き果てたのだろうか。危なかったけどゼロで抑えてくれてホッとした。早目に出てくるかもしれない投手だ。心配なのは首脳陣の起用法だけだろうな、と思う。投手陣は河内、苫米地、ウルソーと新戦力が見られて楽しかった。しかも、全員なかなかのピッチングをしてくれて、昨日の試合で落ち込んでいた心を癒してくれた。黒田もチェンジアップ(だったのかな?)が有効に決まっていてモデルチェンジをうかがわせてくれた。シーズンに入ってから通用するかどうかはともかく、なんとなく楽しみになってきたゾ。
野手陣は、なんと行っても木村拓也。
今日も2安打1四球で打点もあげている。レギュラーに近くなったのではないだろうか。東出が調子出てないし、今年こそ二遊間の守備位置獲得のチャンスだ。今日はレフトもやったりしていたけど、内野がいないんだから、もう固定して使っても良いのではないかと思う。とにかく、キムタクだ!新井も2ホームラン。ボールや浅井に水をあけたと思う。面白い選手だ。
福地は盗塁もしたし、さすがに足は速い。盗塁死もしたけど、左投手相手で、あのコースの球で、一瞬セーフかと思わせた速さはやっぱり凄いと思う。守備でエラーもしたけど、あれは福地だけの責任ではないのではないだろうか。誰に責任の一端があるかと言うと、やはり首脳陣だ。福地はどこで使うのだ。外野なのか、内野なのか。ハッキリしてほしい。まぁ、これはどの選手にも言えることなのだが。
今日の試合前、松本はショートの守備位置で練習していたし、町田はサード、福地はライトやセカンドだった。誰がどこを守るのだろう、選手名を聴いても、主な守備位置が出てこないほど、カープの選手はどこでも守らされている。これではいけない。首脳陣は「2つくらい守れた方が幅が広がる」などと言っているけど、こんなことを言っているから失策数ナンバーワン球団になってしまうのだ。誰もがキムタクのように器用にやれるわけではないのに、それが解っていないのだろうか。木下コーチも好守の人だっただけに、出来ない人のことが解らないのだろうか。そんなことを思ってしまった。
今のカープは1つの守備位置もろくに守れない選手ばかりだ。こうなってしまったのは、明らかに首脳陣の責任だろう。選手に守備練習しろという前に、自分達の所業を見直して欲しい。とりあえず、今日は良い試合を観戦できて良かった。明日も実りある試合をしてほしい。先発は誰かな。紀藤かな、建さんかな。キムタクは絶対スタメンだ。
3月18日
西武ドームの試合をスカパーでテレビ観戦した。相変わらずのザルな守備、ボールの球に当たりそうもないスイング、チャンスで打てないクリーンアップ。これでは今年も5位確保するのは大変だろうな、カープファンの私でも最下位に順位予想してしまうよ、えらいこっちゃ、そんなことを考えた。
しかしソレ以上に驚いたのが、スカパーの中継の質の悪さだった。
「あれ、スタメン発表あった?」
「西武だけあったよ」
「カープは?」
「まだない」
結局、スタメンが発表されることはなかった。途中の交代選手もアナウンスされず、誰がどこを守っているのかなかなか解らなかった。なにしろ、画面を見て自分で判断するしかなかったのだから。
「なんて野球中継だ」
私は憤慨した。これでは日テレの方がマシではないか、テレ朝の悪いところと、日テレの偏向報道と、欠点だけを真似している、視聴者は納得しないゾ。まぁライオンズ偏向報道は納得できる、ホームゲームなのだから。しかし野球中継として最低限の情報も提供できないようで「プロ野球見るならスカパー」なんて何故言えるのだ、でてこい中居クン、こっちこそ「うりゃあ」ダ!
とにかく、スタメンと守備位置や選手交代の情報だけは流してください。他は映像見るだけで良いですから。解説者が特定球団しか見ていないような人でもかまいませんから。お願いします。3月17日
「ベイスターズが好きでさぁ」
よくこんな声を聴くようになった。ベイファンの増加は著しい。
38年ぶりの優勝とか佐々木のセーブ記録とかで有名になったからだろうか。既婚率も高いが、良い感じの若手も多いしね。
ボクは前はベイスターズに対して好感度大だった。こんだけ良いチームなのにBクラスなのは何故なんだろうと首をかしげていて、もっと上に行けるぞ、やったれや、とエールを送っていた覚えがある。しかし、好きだったのも大矢監督が率いて2位になった辺りまでだった。
勘違いした選手の大矢監督批判、手柄をすべて持っていった権藤監督、何がなんでもササキ様という球界の風潮、金はすべて大魔神へ流れるという不公平な査定、にわかファンの増大、観戦マナーの低下、球団や浜スタの営利主義などがボクの怒りの琴線を震わせたからというのはちょっとだけウソで、ボクの大好きな島田直也投手があまりに評価されないのが悲しかったからだ。ボクがベイを好きだったのは、島田直也投手がいたからというのも理由の一つだろう。大ファンなのだ。それは彼が高校時代、常総で腕が曲がるくらい投げ続け、灼熱のマウンドで熱投していたという経歴に涙が出るほど感動していたからではなく、ただ単にボクと名前が同じ(漢字は違う)な甲子園のヒーローだったからというミーハーな理由だった。
ボクは高校時代からの島田ファンなので(今でも島田ファンなのは高校時代から見てる人だけだろうけど)、もちろん日ハムを応援しようかなと考えた時期もあったのダ。
とにかく、ボクは島田投手が今でも大好きだ。
何故彼はあんなに評価が低いまま来たのだろう。優勝した時はとりあえず評価されていたけど、その時以外はほとんど名前を聞くこともなかった。盛田、佐々木のダブルストッパーという時代も横浜にはあったが、その時もそこまでつなぐ重要な仕事を島田直也はフル回転で実行していた。投手陣が低調で、斎藤隆もなぜか二桁勝てない時期が続いていた時代、島田は10勝だってしているのだ。しかし陽の目を見ない。中継ぎ投手という役割は、ホントに地味な仕事である。でも、そんな役割を黙々と果たしている選手が、ボクは好きだ。
島田投手は1億円プレイヤになってもおかしくない投手だったと思う。でも優勝した時、ササキは不自然なほど給料が上がったし、前年休んでいた斎藤隆でさえ跳ね上がったにもかかわらず、連年頑張っていた島田はスズメの涙ほどの上昇率だった。昨年は低調に終わったが、年俸も一気に下がっている。他の中継ぎ陣もほぼ同様だ。どういうことだろう。ボクは憤慨している。中継ぎ投手の重要性をもっと評価しないとダメだと思うが、どうだろうか。という訳で、佐々木投手や横浜球団に対して怒りを覚え、ベイスターズもあまり好きではなくなっているボクだけど、今年は諸悪の根元がいなくなった。もしかしたら横浜への愛情が復活するかもしれない。
何故だか知らないけど、カープの選手とベイスターズの選手は仲が良いらしい。球宴などでも両チームの選手が談笑している場面をよく見かける、という話を聴いたこともある。その影響もあるのか、ファン同士も嫌いあっているとかいう話は聴かないし、仲は悪くないと思う。それに、昔からのベイファンというのは野球も良く知っていて、良い人が多いのだ。地道な球団のファンとして、カープファンに通じるところもあるので、友好関係が続いていけばいいな、なんて思う。そういえば横浜には、優勝争いをしているチームに滅法強く、阪神に滅法弱いという面白い特徴があったが、自身が優勝争いをするチームになっている今、その特徴は薄れている。ちょっと悲しいな、なんて思うのはボクだけだろうか。
で、今季ライバルとしての横浜ベイスターズはどうだろう。
相変わらず投手陣はしっかりしている。カープと比べたら雲泥の差だし、他球団と比べても遜色ないだけの陣容である。佐々木がいないということで不安視されているが、問題ないだろう。1イニング勝ち試合限定登板で5億円という我が侭な投手がいなくなってくれた分、かえって投手陣の結束が固くなって良い結果が出るかもしれない。
先発は斎藤隆、三浦、川村、小宮山、野村など粒ぞろい。その他も島田、福盛、五十嵐、森中など挙げればきりがないほど投手陣は厚い。ホントに羨ましい。
野手陣もレギュラークラスは問題なく、油が乗っている選手ばかりだ。マシンガン打線は今年も恐ろしい集中砲火をカープに浴びせてくるだろう。まぁ、カープと同じく層が薄く、レギュラーがベンチに下がるとちょっと弱いかな、という印象もあるけど、広島と違って故障するレギュラーが少ないので問題なしか。
広島に故障者がでなければ、五分の星に持って行ける可能性も残されている。しかし、勝つには取られる以上に得点するしかないのだが、ムラがあるカープ打撃陣なので難しいような気がする。何しろ8点はとらないと勝てそうもないのダ。おこれ奇跡。広島出身選手がなぜか多い横浜ベイスターズ。
今年も広島横浜の乱打戦、楽しみだなぁ、ははは。