●監督のお言葉

三村「野手の主力に関しては、体をもう一回絞り直そうと言うことで、です
   から午前中はランニングと守備とそれだけやって貰えれば十分なんで
   ね。
   ですから午後は本人達に任せて、バッティングをしたい人はバッティ
   ングしてもらうと。それぞれの課題に取り組んでもらいたい」


●北別府が斬る!

井村「今回のキャンプは、投げる人、トレーニングに打ち込む人、二通りに
   分かれているようですが?」

ペイ「そうですね。シーズン、ある程度成績を残した選手って言うのは、か
   なり投げてる連中はランニング、ウェイトトレーニングですか。
   若手、まだ固まってない連中っていうのは、ピッチングかなりやって
   ますね。
   今年入れ替わり…まあ一、二軍の入れ替えありましたけど、その連中
   がほとんど来てますから、やはりこのメンバー鍛え直していかないと
   いけない。
   その中でやはり、ま、紀藤って言う色んな経験をしたピッチャーを如
   何に来年再生するかっていうのが、今後のカープの投手陣の鍵になる
   と思うんですよね」

井村「ピッチングスタイルを変えるか、貫くかという分岐点に立つ投手はい
   ると思いますが、まさに紀藤はそうじゃないかと思うんですが?」

ペイ「あの〜本人にもちょっと話をしたんですけど、ま、年齢的にももう33
   ですか?
   その辺りから誰でも大体技巧派に転向して行くんですけど。
   しかし本人にとっては、まだスピードガン見ても今年は150km出た
   りしてますんで、まだストレートの魅力ってのはあるみたいですけど、
   2人でそろそろ技巧派に変えていかないといけないと言うのは話しま
   したけど」



●嶋投手にインタビュー

嶋「今年2回一軍でもチャンスをもらって、やっぱりその悔しさって言うの
  もあったんで、そのハイサイとかで…ハイサイ、キャンプ全部かねてス
  テップアップしたい、レベルアップというのを目指してやってます」

井村「巨人戦の初先発がありましたね」

嶋「そうですね。あげてもらって即でした。先発の前の日に言われて、体大
  丈夫かって言われて。で、明日先発だから頑張って来いよと言われたん
  ですけど、その日の夜は結構緊張して…」

井村「寝られなかった?」

嶋「いやっ、寝られ…でも遅かったですね寝付きは」

井村「三村監督は嶋の、とにかくフォークを見てみたいんだと仰ってました
   が。
   実際あの試合でもいくつか投げましたけど、満足行くところはありま
   した?」

嶋「あの試合は、瀬戸さんもフォークを多く使うからなって事で話し合った
  んですけど、結構すっぽ抜けが多くて、結局スライダーやカーブに頼っ
  てしまって…。まぁ松井さんとかにもスライダーを打たれて、そう言う
  結果に終わったってのが現状ですね」

井村「まぁ公式戦の中ですから、試そうとかそう言う気持ちでいちゃいけな
   いと思いますけどね。ひとつ一軍に抜擢された時点でそう言う武器を
   身につけたという自信はあったんでしょうか?」

嶋「そうですね。今まで二軍で投げてきても、やっぱり何となく投げてるよ
  うな感じで。今年になって二軍で5勝して来て、やっと自分自身も野球
  をやってるなって言うか、これなら行けるんじゃないかとか、そう言う
  自信みたいなものがあったんで。まぁ試すって言うか兎に角思い切り行
  こうと考えてました」

井村「出来ればあのゲーム、もうちょっと投げてみたかったんじゃないです
   か?」

嶋「そうですね。やっぱ四球を無くして、もっともっと長く投げたかったで
  すね」

井村「その後のハイサイリーグの話になりますが、非常に言い滑り出しで、
   四死球も少ないし。…三振が多いって訳でもないんでしょうけど。
   反省点はやっぱり10月25日の6失点がありましたね」

嶋「そうですね。あの時は自分でもこう…今までずっと田村がキャッチャー
  でやってきて、そんでコーチからも今度は小畑さんでいくよって、今度
  は自分が頭を使ってやって見ろって言われて、全然もう思い切り投げて
  も球が行かなくて、連打連打と6点取られてしまったんですけど」

井村「そう言う反省をふまえてこの秋季に臨んだという事は、一球一球を考
   えて投げないといけないと言うことになりますね、ブルペンで」

嶋「そうっすね。ゲーム感覚というか、ゲームと同じような感じでやってい
  かないといけないってのがあるんで、まぁ練習の時も試合のつもりで練
  習してます」

井村「一つの考え方としては、主力で今年働いたピッチャーってのはずっと
   トレーニングしてます。で、嶋くん達はずっと投げ続けてます。と言
   うことは、今投げてる選手達から来シーズンの何人かに絞り込むとい
   うのが、一つ大前提としてあるように思うんですよね」

嶋「そうですね。やっぱり一つここでチャンスをもらってるわけですから、
  ここで投げるだけ投げて…もう肩も全然大丈夫ですから。また一つ自信
  を付けて、自主トレと来年の春に向けてもっともっと練習したいですね」

井村「投げて壊れてちゃあ、やっぱりこりゃ話になんないですからね」

嶋「話にならないですね。今まで1年目2年目とずっとそうだったんで、全
  然野球らしい野球をしてなかったんで…。
  今はもう大丈夫ですしね。元々肩や肘を壊したことなかったんで自信は
  あったんでね。ちゃんと完治したんで、ここからが勝負だと思います」

井村「取りたいときにきわどいストライクがとれて、またきわどく外せると
   いう頭脳的なピッチングを今シーズンの間にね」

嶋「そうですね。江夏二世と言われて…。江夏さんはいいコントロールを持
  ってましたから、ああいう選手にやっぱ憧れますけど」

井村「江夏二世から今度は嶋一世と呼ばれるように、新時代を開けるように
   いい秋季をすごして下さいね」