97/08/16 ◎一週間のカープを振り返る 8/9 リタイア中の江藤が一軍の練習に合流 剥離骨折で鮮烈を離れている江藤が9日、経過報告を兼ねて一軍の練習に 合流しました。 本人曰「まだ痛みがないわけではないが、焦らず完全になおして復帰したい」 とのことです。 早ければ8月中に復帰の可能性も出てきました。 (江藤が反復横飛びをしている映像) 8/9 阪神7−4広島 その江藤の横で黙々とアップを繰り返していた大野投手先発の阪神戦。 打たせて取るピッチングで上々の序盤を演出してみせれば… 援護は1回の緒方、彼にしては珍しい右方向への先制11号。 中盤までこつこつと小刻みな得点を上げていったカープこの試合の主導権 を握っていたはずなんですが… 8回に流れがまるっきり変わります。今岡に許したホームランで大野降板。 変わった玉木が事もあろうに新庄に逆転3ランを食らってしまおうとは。 8/10 広島10−5阪神 勝ち越し絶対条件の日曜日、度肝を抜いたカープの先発には2年目の長谷川。 内容にはもっと驚かされましたね。 序盤3回は阪神打線にヒットを許さず。 こういういい仕事をしていれば、打線も爆発してくれます。 ロペスの20号を皮切りに、着々と得点するカープ。 72/3回を投げて5点を失った長谷川ですがこれがデビュー戦ということを 考えれば100点満点の白星です。 8/12 巨人4−0広島 最下位ジャイアンツを踏み台にしたいお盆3連戦の初っぱなは10勝に 王手をかけた澤崎が先発。ガルベスと演じる投手戦に見応え十分でしたが 4回、元木にスローカーブを強引に持って行かれます。8回を投げてこの 1失点だけになおさら悔しい一発でした。 しかし打線に援護無く… 1点差ならなんとか、と言う淡い期待も9回の広沢のホームランで 吹っ飛ばされてしまいました。 8/13 広島7−3巨人 もう借金生活はごめんだ、そうナインの気持ちがどーーんと表に出た試合。 足でかき回して前田の先制タイムリーを呼びます。これだけで終わらない 1回の猛攻は金本の3ランが飛び出し、いきなりのビッグイニングを作り 出します。打ち出したら止まらないカープだ戦のすごみを久々に見せて くれた試合でしたね。 8/14 広島8−6巨人 そして第3戦、黒田のワイルドピッチで先制を許す展開。槙原を捉えきれず、 ホームランが出てもソロ止まり。流れを呼び込むことにはなりません。 走行してる間に点差は5点まで広がってしまいますが、緒方・町田のソロで 食い下がりを見せ興奮の一撃は野村のバットから飛び出しました。 お盆で里帰りしていたカープファンは良い試合を見ましたね。 ◎金本へインタビュー 井村「8月に入ってこの人にエンジンがかかり、3割に打率を戻してきた    というのは明るい材料、ピッチャーの若手が出てきたというのと    相まみえて非常にカープに取っては頼もしい限りではないでしょうか、    金本選手です」 井村「7月は結構しんどかったと思うんですよね」 金本「そうですね。まぁ、かなりしんどかったですね」 井村「しかし17日にホームランが1本出たきりで、後は11試合連続、    私たちはこれを一日一膳と言いますが、1本だけのヒットが打点も    なく11試合」 金本「そうですねぇ。打てないときはとことん打てないと言うのが僕なん    ですけどね。それでも1試合1本でもヒットが、状態悪いときにね、    出たというのは少なかれとも前進したかな…というか成長した所じゃ    ないかと、プラス思考で思ってたんですけどね」 (7月に入って不振に陥った金本は、ホームランも21号ソロの1本だけ。  月間打率.238と苦しみ抜いた) 井村「ヒットを1本打つことで俺はどん底じゃないんだと思いたいところも    あったのですか」 金本「どん底じゃないというよりも、どん底なんだけどヒット1本は出るぞ〜    みたいな感じですね」 井村「7月の終わりでしたか、うちの取材班が東京ドームにお邪魔したとき    に張本勲さんに指導を受けているシーンもありましたけど、あれも    マンツーマンの指導10分ぐらいでしたけどどう言うことを、何か    ヒントみたいなモノがあったんですか」 (スランプ脱出に苦しみ続ける金本は、試合前張本勲氏からアドバイスを  受ける) 金本「やはりボールを待つ間というのですかね、見極める間と腰の開きとか    そういう所を、あとは精神的な所でチョコチョコっとアドバイスして    もらって…まぁすぐには出来なかったですけど」 井村「何しろ相手は3000本ですから」 金本「ええ」 井村「しかしそれが生きてきて8月につながったというのはきっかけとして    あったと思って良いですか?」 金本「ええ、まぁ言われること、自分で解ってる部分でねあらためて言われ    てねやっぱり自分のチェックポイントは間違ってなかったなっていう    所で、再確認できたっていう点ではね」 (苦しい一ヶ月間を乗り越え、僅かながらスランプ脱出への光明が見え始め  てきた金本にやっとそれらしいあたりが帰ってきたのは9月に入ってから  でした) (7日対中日戦:上昇のきっかけをつかんだ金本は門倉から13試合ぶりの  22号ホームラン) (8日対阪神戦:2試合連続となる23号スリーラン) (12日・対巨人戦:劣勢の中でも2安打と一人気を吐いた) 井村「解っていながら直らないと言うのはどう言うことなんですか、    疲れとか?」 金本「う〜ん、それもあります。身体が動かない、読みも当たらない、    相手ピッチャーの投げてくるボールとか、いろんな要素があります    けどね」 井村「そして、ホームランが出だしたというのはどん底を脱したということ    でいいんですか。ホームランイコールではない?」 金本「ホームランイコール好調というわけではないんですが、ホームランが    出ると言うことはそれだけいい形になっているという事で…身体がね。    自分ではどこがどう変わったって言うのは解らないんですけどね」 井村「ホームランのことに関してはシーズン前半、金本選手はホームラン    ダービーのことは関係ありませんよと言ってましたが、こないだ新聞    見るとホームラン争いを意識した発言があるじゃないって目を止めた    んですが」 金本「う〜ん、それはあの、意識の仕方の問題でねぇ。    ホームラン王を狙う狙わないじゃなくて一つの目標として、    松井君とかホージーが上にいるわけですから目標の一つという面で。    そこら辺で高いレベルという話であってね」 (13日・対巨人戦:試合の主導権を呼び込む24号3ラン) 井村「金本選手は岐阜で打った左方向へのホームランが自分が目指している    ホームランだという話がありましたけど」 金本「そうですねぇ」 井村「ジャイアンツ戦で桑田投手から打った左方向へのホームラン、これも    挙げていい一発じゃなかったですか」 金本「まぁ打った瞬間解りましたしねぇ。ただちょっとポイントが近かった    ですね。芯は芯でしっかり振り抜けたんですけど、ポイントの面で    ちょっと差し込まれ気味だったんでもう一つ二つぐらい前で打てると…」 井村「もっといっちゃう?」 金本「そうですね。意外と飛んでなかったですしね、昨日も」 井村「まあ此の辺りは良い方向に行きながらもまた一つずつふまえていくと    いう事になるんでしょうけど」 (金本と清原が仲良く話している映像) 井村「今週はジャイアンツ戦があったという事でファンの皆さんもこういう    シーンを見ましたね。    清原選手と非常に仲良く話しているシーンがあったりします。食事に    行ったりする仲だとは聞いてますが、野球の話なんかはこの二人の間    で交わすと為になることもありますか?」 金本「う〜ん、為になると言うか…なんて言うんですかね」 井村「この人はこうなんだという」 金本「それはいっぱいありすぎてねぇ、へへへ。まぁただ食事とかしてても    野球の話ばっかりで。参考になるところもあるし、ボールの遠くへの    飛ばし方とか捉え方とか。う〜ん、キャッチャーの癖だとかね。    やっぱすごく勉強にはなりますね」 井村「お互いを磨くいい材料にして欲しいですよ、相手チームとは言えね」 金本「そうですね。実績ではね、比較になんないほど清原さんの方が上なん    でね。僕の意見なんかも真剣に聞きますからね。僕はこう思いますっ    て言うと真剣に耳を傾けてくれますから。その辺の素直さも学ばなけ    ればならないなって思います」 井村「なんか合いそうですもんね。こっちの赤い素直な男とあっちの黒い    素直な男と」 金本「いえいえ、どっちも私生活は派手ですからね(笑)」 井村「その話はさておいてという清原選手とのからみだったんですけどね。    あのいい形でのヒーローインタビューとかもあったしお盆と言うこと    で盛り上がりもでてきたし、我々もまだ諦めてないし、がーーんとね    行って下さい。個人の結果の先がまた勝利だと思うし」 金本「そうですね。まだ40数試合のこって10ゲームですから」 井村「なんてことはない」 金本「ファンの皆さんが諦めてないのにぼくらが諦めるわけにはいかない    ですからね」 (END)********************************************                    …以上『カープDON!』から  『カープDON!』とは、広島ホームテレビで土曜日の朝7時から  放送している15分間のカープ情報番組です。 #清原のことを話しているときの金本の顔は輝いて見えました。  もう目が違いますね。